
Matsuriba Max 2025 参加録
はじめに
はじめまして、2025 年度部長の 獺祭 です。
さる 2025 年 3 月、私たちは STATION Ai にて開催された Matsuriba MAX 2025 にブースを出展しました。
私が NITMic に入部してから初めての外部イベントということで至らない点が多々ありましたが、学びもまた多かったと思います。
この記事では約半年経って薄れつつある記憶を叩き起こしてブース出展までの経緯、当日のあれこれや反省を書きなぐっていきます。
NITMic と Matsuriba
そもそも Matsuriba というのは、NxTEND 様が主催している東海地方の技術系サークル・団体向け交流イベントです。 Matsuriba MAX はその拡大版で、外部企業の方をお呼びしたり、制作物を展示するブースを設置したりして盛大にやろうぜ!!というイベントです。
2024 年時点では、Web・モバイル開発をメインに活動する人が Matsuriba への参加者の大部分であり、NITMic からは ‘20 ~ ‘22 の代の部員が個人でたま~に参加していたくらいであったため、NITMic とは身近ではあるが縁はそれほど無い、という距離感でした。
ブース出展の経緯
なんでそんなのに出たん?っていうと、狙ったかのように都合のいい条件が揃ったこと、そして私の押しがあったからです。
都合のいい条件その 1:開催場所がめちゃくちゃ近い
これ、かなりデカかったです。 Matsuriba MAX 2024 は名古屋国際会議場で開催されましたが、Matsuriba MAX 2025 は完成間もない STATION Ai で開催されました。 これがまた鶴舞公園を挟んですぐそばと、名工大にめちゃくちゃ近いんです。 ということは、部員に交通費を負担してもらう必要が無くなるわけです。 しかも、物品の搬入だって徒歩でできる(しかし、これは後で失敗だったと分かります)。 あまりにも都合がいいですよね。
都合のいい条件その 2:狙ったかのように空いた出展枠
当初は部員に個人参加してもらえたら良いかな~という程度で、出展については全く考えていませんでした。 出展枠も埋まってたし。
そうこうしていると、偉大なる d 先輩がたまたま出展辞退により 1 枠だけ空いたのをすかさず見つけ、これまた偉大なる f 先輩と共に言ってきました。
d&f:「ブース出展しようよ!!」
わたし:「よっしゃ、やったろうやないかい!!」 すぐにブース出展を申し込みました。
完全にノリと勢いです。
都合のいい条件その 3:運営が身内にいた
このイベントに当日、運営スタッフとして参加する人が NITMic 内にいました。 連絡体制はバッチリというわけですね。これもデカいです。
部長の押し
私自身、こういう外部イベントには 2 年次まで出たことが無かったのですが、2024 年の秋ごろに友人についていって参加してみました。 そこで結構な驚きがあったんですね。 私と変わらない、もしくは後輩くらいの人が全く知らないなんかすごそうな技術を語っていたんです。 これがかなり刺激になりました。俺も頑張らなきゃいけねえなと。 で、同時にもっと早く外に目を向けていたら…と後悔しました。
これは完全に私の独善ですが、後輩たちには同じ轍を踏んでほしくありませんでした。 とはいえ、何かきっかけが無いと外に出ていくのはしんどい。今回の参加がそのきっかけになるんじゃないか? そう思って幹部たちにアピールしてみたら満場一致で賛成が得られました。もう参加するしかないです。
参加準備
技術系団体合同説明会や大学公式新歓イベントでブース出展の経験があったことから、ブース設営自体に特別な準備は不要でした。 NITMic の活動をアピールできるようなものを用意する必要がありますが、これは前述の 2 つのイベントと全く同様で十分です。 問題は人手…だったのですが、頼もしき部員 3 名ほどが手伝ってくれました。本当に感謝。
次は展示するゲーム関係の整備です。 部室 PC に入っているゲーム起動用ランチャーを調整して、展示できないゲームを省いていく作業を行います。 これ自体はそこまで難しくはないのですが、ここで緊急事態が発生しました。 なんと会場にはコンセントが無いのだとか。 仕方ない、誰かのノーパソで動かすか…となると、ランチャーとゲームの実行ファイルを持ち出しても問題なく動くようにしなくてはなりません。
ランチャーはゲームや操作方法の記された json ファイル、プレビュー動画をパス指定して参照する作りでしたが、そのパスが絶対パスでした。 持ち出しても問題なく動くようにするには、20 以上のゲームについてパスを相対パスに変更しなければいけません。運の悪いことに部室に入る事も出来なかったので階層構造は手書きで考えて修正しました。
開催 2 ~ 3 日前くらいに夜を徹して作業を行い、ようやく終わったぞ!!と達成感に浸っていた 1 日前にコンセントが使えるよ!と運営から連絡が。 これによって部室 PC を使えることになり、ここまでのパス書き換え作業は意味を失ってしまいました。
とてもかなしい。
そうはいってもせっかく相対パスに書き換えたのでこれを使うことにします。しかし、これが大戦犯ムーブとなってしまうのでした。
開催当日
当日、私は同じくブース参加する C0de(名工大プログラミング部)が車で機材の運び出しするというので、機材ともども便乗させていただくことにしました。 これには本当に助けられました。ありがとう! 適当にうろうろしていると開場時間となりました。
せっせとブース設営を行います。出来上がったブースはこのような感じ。
ロールアップバナーは部屋の中で結構な存在感を放っていたと思います。なんせでかいからね! その他にも賑やかしグッズを大量に持って行ったので、他団体よりも良い意味で圧倒的にうるさいブースだったと思います(ゲームの音声もあったから物理的にもうるさかったかも)。
続いてゲームの動作テストを行いますが…
…起動しない
どうやらパスを間違えていたようです。やってしまった!! 突貫で書き換えを行いますが、一般参加者の入場まで猶予はほぼありません。
間に合うか!?
間に合いませんでした。
せっかく朝早くから来ていただいた人には申し訳ないことをしたと思います。 部誌展示の方は問題ありませんでしたが、ゲーム展示は結局しばらくの間 Cygnus オンリーで行いました。
↑ ブースでキーを打つ私が公式に激写されていました。【Matsuriba MAX 2025🏮開催!!!】
— MatsuribaTech🏮 (@MatsuribaTech) March 1, 2025
今年のMatsuribaが始まりました
学生ブースに続々と集まりすでに盛り上がりを見せてます!!!#祭り場#祭り場MAX pic.twitter.com/WklK9h39W8
来訪者への対応は任せてランチャーの修正を行い、やっと終わるぞ!というタイミングで運営から開会イベントがあるから下に集まって!とアナウンスされてしまいました。 修正が終わっていない焦りから、最後の一人となった私を呼ぶ運営さんに「無理です!」と言っちゃったのは今でも反省しています。 茫然としつつも開会イベントでありがたいお話を聞いたのですが、内容なんて入ってくる訳ありません。 終わったらすぐさまに修正を再開、どうにかお昼前には終わらせることが出来ました。
よ~し後は閉場まで店番じゃ~いとか思っていると、また予期せぬ事が起こります。 また運営から集合の号令がかかったのです。ここで私は初めてブース展示と発表が同時並行でない事を知ります。 興味のある発表だけ顔を出そうと思っていましたが、その目論見は完全に崩れました。 もう本当、それならそうと早くいってほしかった…イベント全体を通して、この点は残念でした。
こんなこともありましたが、ブースはありがたいことに盛況で NITMic のアピールには成功したと思います。 時間はあっという間に過ぎてゆき、ブース撤収を命じられますが、スポンサー企業紹介の直前でした。 このまま名工大に運び出しを行っていたのでは間違いなく聞けません。 仕方ないので、NITMic ブースの物品を部室に運ぶ段取りを進めますが、他団体は STATION Ai 内の倉庫に運び出してさっさと発表会場に向かっていきます。 全くこの事について連絡をもらっていないので困惑するばかりです。どうやら、彼らは運搬支援を申し入れた団体だったようです。
もうどうしようもないので、企業紹介はあきらめ、さっさと機材を運ぶことにします。 朝と違って、片付けは6人くらい人手があったので楽に進むだろうと思っていましたが、大きな間違いでした。 鶴舞公園縦断を PC や部誌を抱えて行うことの負荷を完全に見くびっていました。 短距離であれば大した負荷じゃない荷物が、とてつもなく重く感じられ、最後に追い打ちをかける部室棟の階段。 到着するころには満身創痍でした。
このせいか、寝不足のせいかは分かりませんが、交流会ではぐでんぐでんに酔いつぶれてしまいました。 全く見苦しい所を見せてしまった…
おわりに
私の見込みの甘さなどもあってすべてが順調というわけではありませんでしたが、NITMic として外部に出て、NITMic を知ってもらうという点では大成功だったと思います。
また、これがきっかけか分かりませんが、外部イベントに参加する部員も増えたようです。 当初の目的は無事に果たされたようで、私は満足しています。
後日談
実は、交流会の終わりに Matsuriba Tech のえらい人から、Matsuriba Tech に加盟しないかとお声掛けいただきました。 そして、部員からの賛同の上、Matsuriba Tech に加盟することといたしました。 少々告知が遅くなりましたが、よろしくお願いします。
Matsuriba Tech に新たな仲間として、名城大学 情報技術研究会さん(@meijo_jogiken)と名古屋工業大学 コンピュータ倶楽部 NITMic (@nitmic_twi)さんが加わることになりました🎉
— MatsuribaTech🏮 (@MatsuribaTech) May 9, 2025
合計10団体となった Matsuriba は、これからも東海地方の学生エンジニアを盛り上げてまいります! #祭り場 pic.twitter.com/PJRwyp0NKy